マネジメントや組織づくりの面白さ。休み明けの勤務が待ち遠しい!

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新卒で地方の金融機関に入り、国内有数の大手銀行に転職。銀行員として個人・法人営業を12年間活躍されていた水井さん。現在は、求人担当と『Club UNJOUR MINAMI (アンジュールミナミ)』の店舗マネージャーも兼任しておられます。今回はそんな水井さんに、カイザーグループに入社されたきっかけや転職後に感じた率直な感想、銀行時代の経験が活かされているポイントなどを語ってもらいました。

前職を超える仕事の魅力と、高待遇。

──銀行時代のご経験と、カイザーグループと出会ったきっかけを教えてください。

入行7年目の頃に営業係長を拝命。メンバーを育成しながら毎月の数字を作り、自分も営業活動を行う「プレイングマネージャー」をしていました。多岐にわたる業種の方と深いお話ができたり、教育した新人メンバーが成長する様子を肌で感じられるなど、面白い仕事でした。ただ一方で、毎日同じ業務の繰り返しで、自分の将来像を思い描いたときに、「ここじゃないな」と、退職を決意したのです。

そんなとき、ちょうどカイザーグループで社員をしている知人に相談したところ、「1回、うちに来てみたら?」と声をかけてくれました。昼夜逆転の生活になるなど、葛藤はありましたが「人生経験として、まずはアルバイトから」と入社を決めました。そこで、経験の長い社員の方などにお話を聞いているうちに、昼夜の壁が取り払われましたね。ただ、最初は「1年で辞めよう」と思っていました。

──「1年だけ」と思っていたところから、「社員になろう」と気持ちが変わった理由はありますか?

転職活動の軸の1つに、「銀行時代より稼ぎたい!」という気持ちがありました。カイザーグループでアルバイトとして働くなかで、社員になれば頑張りと成果に応じた好待遇を得られることを知ったのです。ただ、一番大きかったのは、誘ってくれた知人と当時毎日のように連絡を取り合っていたのですが、そのなかで「いつもイキイキと輝き、仕事を楽しんでいる」のを感じたからですね。

──現在の業務内容と、やりがいを感じたエピソードを教えてください。

営業中以外の時間は、スタッフを中心に時折ホステスの面接をしています。お店が開くとホールに出て、育成などを担当。採用兼マネジャーというポジションです。やりがいは自分が面接した方が仕事を覚えていき、やる気に満ち溢れているのを見られたときが、1番楽しいと感じます。エピソードとしては、「送迎ドライバー」として応募してくれた学生がいて、当店のことを説明する際にスタッフ業務について触れたところ、「やってみたい」という本人の希望でスタッフとして採用することにしました。

正直なところ、最初はそこまでモチベーションが高いタイプではなかったのですが、2年の経験を経てバリバリと頑張ってくれています。今では、店舗でわからないことがあれば、そのメンバーに聞くくらい、みんなから頼られる存在です。

毎日が変化に富み、社会に役立つ人材を育成する醍醐味。

──入社してみて、ギャップを感じたことはありましたか?

それが、本当に良い面しかないんです(笑)。例えば以前は日曜日の夕方に「明日からまた仕事か」と考えると、しんどかった記憶があります。今は採用した新人スタッフやホステスが飛躍的に成長するのを感じられるなど、毎日が変化に富む生活で楽しくてたまりません。たとえば当初は「ちょっとしたお小遣い稼ぎの感覚」だったホステスが、働く中で「もっと上を目指したい!」と高い目標を定めて努力を重ね、見事に達成したときなどは、こちらもうれしくなります。マネジメントの仕方としては、ホステスもスタッフも同じですが、まだ社会に出たばかりの方も多いので、まずは「身だしなみ」や「時間厳守」といった、基本的なところからきめ細やかにレクチャー。すると若さゆえにドンドンと吸収し、輝き出すのです。当店を卒業後も、すっと社会に貢献できる人材育成を目指しています。

──前職での経験が活きた場面を教えてください。

銀行時代、四半期の数値目標に対して「達成するためには、今何をすべきか?」を、1ヶ月単位でメンバーに教えていました。当社でもホステスに「どの程度、収入を得たいか?」をヒアリングし、そこから逆算してやるべきことを伝えています。スタッフは1ヶ月単位で「お客様エスコート」「オーダー提供」といった明確な評価項目があり、私も含めて3名でA~Dの点数を付けています。何ができているかが一目瞭然なので、「周りからはこんな頑張りを評価されている。でもここは点数が低いから重点的にやってみよう」といった話を給料日にアドバイスすることで、モチベーションアップにつなげています。数字を追いかけたり、マネジメントをしてきたりした経験が活かされていると感じます。

──採用の面接時に見ているのは、どんなところでしょうか?

まず、第一声の挨拶が元気かどうかですね。次に「どんな思いで応募してくれたのか」など伺いながら、「企業と同じ組織論で運営されている」といった当社の特徴を説明しつつ、会話をしながら人間像を把握します。あとは「脱いだ靴を綺麗に並べているか」「出されたお茶を“頂きます”と飲んでいるか」といった細部も実はチェックしています(笑)。ただ、何よりも一番大事に見ているのが「将来的に、のびしろがありそうかどうか?」です。今は素材の状態で「ちょっとやる気はなさそうだな」と思っても、未来を見据えた採用を心がけています。

元気な挨拶が肝心。あとはイチから丁寧に育成します。

──どんな方が向いていますか?また、会社の風土などを教えてください。

先ほどと同様に、「元気な挨拶ができる方」です。実際、活躍しているメンバーたちを見ていると、「もっと早く仕事を覚え、さらに力を発揮したい!」といったガッツを強く感じます。当社では未経験者を中心に採用しており、いわゆる「夜の仕事」というイメージの方は少ないのが特徴です。人材育成に注力しているので、ガッツさえあれば、あとはイチからしっかりと教えます。会社の風土として思い浮かぶのは「とにかくやってみる」というトライ&エラーのスタンスです。評価項目も他店のスタッフから上がってきた制度で、すぐに全社的に取り入れられました。まずは試してみてダメなものはすぐに辞めて、良いものは精度を上げてブラッシュアップし続けていくという、ポジティブな文化が根付いています。

──将来のビジョンをお聞かせください。

「風通しの良い職場」をこれからも継続させ、お店の活性化を促進することです。仕事なので最低限の上下関係は必要ですが、上司などに対してメンバーが思ったことを口にできる雰囲気づくりが大切です。自由闊達に意見を言い合えることで、より一層改善が進むと思っています。そのために、営業時間以外はなるべくフラットにしゃべりかけることを意識していますね。